船橋ゆーかりクリニック 形成外科 しこり 腫瘍

診断

短時間で手術を終わらせるためには、正確な診断が欠かせません。ここでは、皮膚皮下腫瘍の診断に必要なダーモスコープとエコー、術前検査、病理検査についてご説明しています。

超音波(エコー)検査

触診を補う身体に無害な検査法

 腹部や乳腺、甲状腺エコーは一般的ですが、皮膚でも応用範囲は広く、表皮直下の真皮や皮下組織層、筋肉層、骨(指や鼻骨)の状態がわかります。痛みはありません。

 筋肉内や大きな骨のしこり、深部にあるしこりでは、CTやMRIが必要になりますが、皮膚や皮下のしこりの大部分はエコー検査で診断可能です。

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当院の超音波診断装置は、血液の流れがカラー表示されるカラードップラーがついたSonoSite M-turboに変更になりました。

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粉瘤

腫瘍内は低エコーで、後方エコーの増強あり

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粉瘤

変形しているが、腫瘍内は低エコーで、後方エコーの増強あり
後方エコーの増強は腫瘍内容が液体であることを意味します。

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石灰化上皮腫

触ると、固いしこり。エコーが通過できず、後ろが見えなくなります。
カルシウムが沈着して、石のように固くなっています。

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石灰化上皮腫

後方エコーが帯状に消失します。超音波が通過できない所見です。

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脂肪腫

腫瘍内は不規則なエコーですが、低エコーが多く、索状構造が散在しています。
境界の部位で、徐々に脂肪腫が低くなっています。

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脂肪腫

脂肪腫の中央部です。一度に全体を見ることができません。